白山天真院記事一覧
環境
天真院は昔の白山登山道(山伏遠が霊峰、白山へ登る時に使用された加賀禅定道)の途中、中宮笥笠神社の奥四キロメートルの所にある。背に山、前には尾添川があり訪れた多くの人達は、その静かな場所に心を安める。四季の中でもとくに、秋の紅葉じぷんには背の山々の色がはえてまた格別。忘れられていた心の安心を呼びもどし...
開 創
開山空生和尚は幼ない頃から霊感が強く学校で学ぶことはすべて前日の夢に現われたというほどの人物である。その空生和尚が金沢義賢院(円浄宗)駒谷青雲和尚の門をたたいたのは三十歳のときだった。そこで修行をつむこと十八年その間に三年間夜中の十二時から明け方四時まで滝にうたれ、精神の高揚をはかったり、断食、火の...
現在佛堂
ここには天真院の本尊観世音菩薩を中央に向かって右に白山大権現左に三宝大荒神を祠っている。観世音菩薩は白山比め大神の本地として、白山信仰の中心的仏なるが故、白山大権現は、その化身である。三宝大荒神はこの天真院の地主神であるために祠られている又、その後に現在仏の本尊釈迦牟尼佛を始め千体の仏が八角堂の中を...
未来佛堂
本尊、阿弥陀如来(身の丈六メートル蓮台一メートル)の大仏が祠られている。彫刻家石田栄一氏(愛知県岡崎市)の作で特にお顔の美しさが定評で石仏の阿弥陀如来では日本一である。この未来仏堂の建立は昭和五十五年より始まり現在に至っております。この大仏をスッポリ包みこむ大きな建物の面積は四、○○○平米にもおよび...
佛足石
入り口 普通の仏足石は釈尊の足跡を彫ったものだがここの仏足石は宗祖弘法大師の御足跡として祠られている。石の左右に日月の模様が浮かんでいるのが特長でこれは当寺が山と川を背影に陰陽和合をとなえるものである。
力 石
願かけ石ともいう この石は写真のごとく白く見える所は僧侶が払子をもって仏に給仕している姿に見える。空生和尚(天真院開祖)の霊夢(谷川の川底から巨石を細い水糸二本で背負い、白龍明神のお導きと何千という金神様のお出迎えを受けて、川から上り平地に置いた)。によって雄谷川から引き上げられた石である。